飽和脂肪酸の健康効果を解説!

健康知識

健康に関する記事を書き始め、飽和脂肪酸というワードを何回か目にすることがありました。

少し難しそうなワードだったので、今回飽和脂肪酸とはどんなものなのかを調べて簡単にまとめてみました!

こんな人におすすめ

・油っこい食べ物をよく食べる人
・飽和脂肪酸がどう健康に良いのかわからない人

飽和脂肪酸は、栄養学や健康学の分野で多くの議論を呼んできました。かつては健康に害を及ぼすと考えられていましたが、最近の研究により、いくつかの健康上の利点があることが明らかになったそうです!それでは紹介していきます!

飽和脂肪酸の種類

まずはじめに、飽和脂肪酸と呼ばれるものにどのようなものがあるのかご紹介していきます!

飽和脂肪酸は、肉類、乳製品、植物性油脂など、多くの食品に含まれる脂肪の一種です。室温で固体であり、すべての炭素結合が水素原子で満たされているため、「飽和」と呼ばれています。

飽和脂肪酸には、以下のようないくつかの種類があります。

ステアリン酸

牛肉、豚肉、チョコレートに含まれ、コレステロール値には影響を及ぼさないことが確認されています。

ラウリン酸

ココナッツオイルやパームカーネルオイルに含まれ、HDL(善玉)コレステロール値を上昇させることが示されており、抗菌作用があると考えられています。

ミリスチン酸

ミリスチン酸は、乳製品やココナッツオイルに含まれ、LDL(悪玉)コレステロールとHDL(高玉)コレステロールの両方を上昇させることが示されています。

パルミチン酸

肉類、乳製品、パーム油に含まれ、LDLコレステロール値を上昇させることが知られています。

カプリン酸

カプリン酸は、ココナッツオイルに含まれ、抗菌作用があることが示されており、コレステロール値には中立的な影響を与える可能性があります。

 

飽和脂肪酸の健康効果

次に飽和脂肪酸がどんな健康効果があるのか紹介していきます!

心臓病のリスクを減らす!

飽和脂肪酸は、HDL(善玉)コレステロール値を上昇させ、心臓病のリスクを低減させることが明らかにされています。

脳にも良い!

飽和脂肪酸は、脳の健康と機能にとって重要です。飽和脂肪酸は、脳の大部分を構成し、脳の発達と機能に重要な役割を果たします。飽和脂肪酸が不足すると脳の血管がもろくなってしまい、脳出血のリスクが上がってしまうそうです。

骨を丈夫にするのを助ける!

飽和脂肪酸は、健康な骨の維持に重要な役割を果たすことが明らかにされています。カルシウムの吸収を促進し、骨粗しょう症のリスクを軽減します。

免疫システム

飽和脂肪酸は、健康な免疫系に重要です。白血球の産生を助け、感染症に対抗する上で重要な役割を果たします。

エネルギー源にもなる!

飽和脂肪酸は、エネルギー源となり、運動時の持久力を高めるのに役立ちます。また、健康的な体重を維持するためにも重要です。

ただし、飽和脂肪酸はどれでも同じというわけではありません。ココナッツオイルに含まれる飽和脂肪酸のように健康に良いものもあれば、加工食品に含まれる飽和脂肪酸のように健康に害を及ぼすものもあります。

まとめ

油=身体に悪いもの、というイメージがありますが、飽和脂肪酸のように身体にいい影響を与えるものもあるんですね。しかし、飽和脂肪酸の中にも身体に悪影響を与えるもの存在するので、バランスのとれた食事の一部として適度に摂取すれば、いくつかの健康上のメリットを得ることができそうですね。飽和脂肪酸は加工度の低いものを選んで、トランス脂肪酸を多く含むものの摂取を控えることが重要です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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